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従業員を強化する手法としての自動化と電子化【前編】|ニュース&コラム|品質マネジメントシステム(QMS)管理ソフトウェアならマスターコントロール

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従業員を強化する手法としての自動化と電子化【前編】

2020-10-01

ここ数年、ライフサイエンス業界では、新しい分野に対する自動化や電子化の適用が急激に広がってきています。しかし、自動化や電子化といった新しいテクノロジーの採用は、既存の人員を入れ替えるものではないかといった点を懸念として捉える方も少なくないと思います。しかし、Enterey社のCEOであるMike Ferletic氏は、電子化や自動化はそのようなものではなく、既存の従業員及び組織全体のイノベーションを強化する手法であると考えており、本稿では、そのインタビュー内容をご紹介しています。

Q. 業務の自動化を目的としたソフトウェアなどの導入の際には、人員削減があるという懸念を耳にしますが、どのように思われますか?

職場に自動化ツールやソフトウェアが導入されると、そのような不安が生まれることは認識しており、その対象に含まれてしまうのではないかといった不安があると思います。「今までのこと」に対する変化が生まれると、それがストレスにつながる可能性はある一方、自動化や電子化といったことは、既に様々な業務に対して適用されているように、回避するといった選択肢は賢明ではありません。捉え方としては、まず、そのようなツールを採用することは、職場や従業員の価値を高めることであると考えるべきと思います。

Q. 従業員の価値を高めるという点について、もう少し教えてください。

まず、自動化や電子化されたツールの採用は、新しい技能や経験の習得、そして、従来より効率的に業務を遂行できるチャンスと捉えることができます。例えば、ある業務の一部のみが自動化されている環境で働いている方々の知識や経験は、新しいツールを導入する上で非常に重要であり、そのプロセスを改善する上でも必須となるデータやノウハウを保持しています。そして、企業が自動化や電子化を模索する度、そのような業務のアップグレードをリードしてくれる方を探しています。このような知識や経験は、ベンダーなど社外のみで提供するには限界があり、知識や経験があるからこそ、自動化や電子化を成功に導くことができます。まず、重要なポイントとしては、電子化や自動化のプラスの効果を理解する必要があると思います。

Q. 現在、自動化や電子化の導入を検討されている製造業の経営者の方にアドバイスはありますか?

経営者の立場としては、やはり新しく導入するものから得られる価値に対する理解を組織内から得ることが重要です。自動化することで、業務の効率性や品質、精度の改善につながり、結果として収益にも貢献することまでは、既に知られていることです。

重要なのは、最も影響を受ける人々、つまり、自社の従業員から賛同を得ることであり、初期の段階では、懸念が生じることを理解する必要があります。この懸念の解消は、短時間で解決すると失敗につながるケースが多いので、時間をかけて、可能な限り、現場の方々とのコミュニケーションを取り、視点や考えを丁寧に理解しながら進めていく必要があります。

懸念に対する共通認識を得た後は、自動化と電子化を推進することが各従業員のスキルや経験の向上につながることを理解できるように支援する必要があります。従業員は、事業が成功する上での主要な要素であり、変革を実行する際でも、中心にくる存在です。前述の通り、プロセスに対する改善を進める上で、既存の業務プロセスを一番理解し、改善点を理解しているのは従業員であり、自動化や電子化などの変化を採用していく上での中心となる存在であるということを認識することが重要です。

本記事は連載企画の前編です。後編をご覧になりたい方は、こちらをクリックしてください。​

 

著者のご紹介
Dale Thompson
Evergreen State Collegeにて学士号、Westminster Collegeで修士号を取得後、医薬品及び製造業に関する様々な執筆活動に携わってきました。現在は、マスターコントロール米国本社のContent Marketing Specialistとして活躍しています。
 
Michael Ferletic
University of Notre Dameにて、Goldman Sachs 10,000 Small Businesses Programの卒業生として学士号を取得後、カリフォルニア州アーバインとインディアナポリスを拠点とするキャップジェミニアーンスト&ヤング(CGE&Y / EY)のライフサイエンスプラクティスのシニアマネージャーとして従事しました。現在は、ライフサイエンス業界における25年以上の経営コンサルティングの経験を活かし、Enterey Life Sciences Consulting社の最高経営責任者として、製造と品質の運用に主眼を置いた統合ビジネスプロセスとシステムの設計を中心に活躍しています。

本投稿は、英語の文献を元に翻訳または抄訳及び校正を行っており、本サイトに掲載されている全ての情報や画像の著作権は、当社(マスターコントロール株式会社)に帰属します(他社提供のクレジット表記入り画像等を除く)。コンテンツの再発行及び再配布は、個人利用の場合を除き、当社より許可を得た場合のみ可能です。また、本ブログを含む当社のWebコンテンツを利用することで発生する損害やトラブルについて、当社は一切の責任を負いません。
 

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