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プラットフォームやデータ、AIの今後【後編】|ニュース&コラム|品質マネジメントシステム(QMS)管理ソフトウェアならマスターコントロール

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プラットフォームやデータ、AIの今後【後編】

2021-02-03

本記事は連載企画の後編です。前編をご覧になりたい方は、こちらをクリックしてください。

Q: Connected Data(関連・連携するデータ)は、企業のどの部門に対して、最もメリットがありますか?

A: 組織のあらゆるレベルでメリットがあります。教育管理の責任者は、ダッシュボードをチェックし、今週予定されているトレーニングや、進捗状況による製造ラインへの影響等を、正確に確認することができます。苦情管理の責任者は、特定の日に特定のラインで生産された製品に関する苦情が、突然急増していることを即座に確認でき、予防的な対応を進めることができます。製造分野では、製造プロセスの特定ステップの時間が平均よりも大幅に長くなっているといった傾向に気づくこともできます。

また、関連するデータを統合管理することは、企業幹部にとっても大きなメリットをたらします。重要な KPI に関する業績について継続的に情報を得ることができますので、社内の各セクションのマネージャーが、四半期ごとにレビュー用のデータをまとめるのを待つ必要はなくなります。何かが起こった数ヶ月後に意思決定を行うのではなく、常時報告を受けていますので、注意喚起が可能となります。当社では、責任者の方々がよりプロアクティブなポジションへと移行し、危機的状況に達する前にデータ等に基づいた重要な意思決定を行うための支援を目指しています。その為、プロセスのどの部分に付加的なリスクが存在しているのかについて、経営陣が常に最新の情報を把握し続けるためには、データと人工知能(AI)の活用が適していると考えています。

Q: AIという言葉が出ましたが、話してきたすべてのものに、AIはどのように機能するのでしょうか?

A: そこが一番のポイントであると考えています。これまでご紹介させていただいたことは、AIに至るまでのほんのわずかなステップです。そのなかでAIについてお話する場合、製造ライン上のロボットについて語っているわけではありません。データを使用して、どのような改善を行う必要があるかを示す、アプリケーションについての説明となります。多くの人は、AIが日常の業務に対して、どれほど応用性を秘めているかを認識していないと思います。

CAPA (是正処置と予防処置) が良い例です。基本的なレベルでも、AIはCAPAと苦情管理において、様々な方法で使用することが可能で、例えば、新たな問題が発生した際、そこから想定されるリスクをAIが考えるといった活用があります。CAPAへのエスカレーションが判断された際、受理した苦情を継続的にレビューし、提案するといったことも可能です。発生した苦情の内容に関連する事象が過去にあったのか、CAPAがどれほど効果的であったか、製造ラインで同様の問題が継続して発生していないかといった状況把握にも役立ちます。AIを活用することは、私たちが毎日作成し収集するデータを使用して、あらゆる領域の実際の問題を解決することにつながるのです。

経営陣の方々は、データや予測分析を用いて何かを行うべきだと感じている一方、それを可能にするデータの取得方法や優先的に何をすべきなのかが、正確に把握できていないように思えます。プロセスは非常に多くのデータを生成し、すべての領域において、そのデータから非常に多くのことを学ぶことができます。そのデータを活用し、より良い意思決定を行うためのエグゼクティブツールを提供したいと、我々は考えています。分析機能のベースラインは、企業が現在の方向性を継続していく場合にどうなるのかを、経営幹部が予測できるようにすることです。つまり、システムが変更を特定し、パフォーマンスの向上を導く変更を推奨するのです。

Q: AI の将来的な役割をどのように捉えていますか?

A: 現在、私たちは、お客様にこうしたメリットをお届けできるプロジェクトに取り組んでおり、今後のマスターコントロールにも、ここでお話しした内容が随時、搭載される予定です。当社の全体的なビジョンとしては、あらゆるワークフローに統合されたAIを想定しており、これを第一歩として、そこから得られる情報への意味あるアクセスをお客様に提供することを目指します。

最初の質問に戻りますが、AIは私たちの将来に大きな役割を果たすと考えています。しかし、「ロボットが常軌を逸したものになり、支配する」というような方法ではありません。AIが当社にとって本当に意味することとは、お客様がデータに対して懸念する時間を低減させ、創意工夫を必要とする問題に取り組む時間を増やすとということです。
 

著者のご紹介
Sarah Beale

ユタ州ソルトレイクシティーにあるマスターコントロールのコンテンツマーケティングスペシャリストで、ホワイトペーパーやウェブサイト向けコンテンツを執筆しています。栄養補助食品を含む食品産業を専門とし、5年以上にわたり、ライフサイエンス及びヘルスケアに関する執筆を担当しています。弊社入社前は、ソルトレイクシティーの栄養補助食品会社に勤務し、それ以前はシカゴの第三者機関ヘルスケアアドミニストレーターに勤務していました。Brigham Young Universityで英語の学士号を、DeVry Universityで経営学の修士号を取得しています。

本投稿は、英語の文献を元に翻訳または抄訳及び校正を行っており、本サイトに掲載されている全ての情報や画像の著作権は、当社(マスターコントロール株式会社)に帰属します(他社提供のクレジット表記入り画像等を除く)。コンテンツの再発行及び再配布は、個人利用の場合を除き、当社より許可を得た場合のみ可能です。また、本ブログを含む当社のWebコンテンツを利用することで発生する損害やトラブルについて、当社は一切の責任を負いません。

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