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品質分野のキャリアを追求する【前編】|ニュース&コラム|品質マネジメントシステム(QMS)管理ソフトウェアならマスターコントロール

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品質分野のキャリアを追求する【前編】

2021-06-02

※本稿は2部構成の前編です。後編も近日中に公開いたしますので、今しばらくお待ちください。

子供たちに「大人になったら何になりたい?」と聞くと、医者や警察官、消防士、宇宙飛行士など、わくわくするような職業を答えるでしょう。そして、そのような子供たちに品質管理に関する仕事を考えたことがあるかと聞いても、おそらく、無表情で無言の答えが返ってきます。品質分野のキャリアパスは、同分野の学位を取得するように単純なものではないので、キャリアを追求する際には注意する必要があります。

品質分野の担当者は、自分の貢献が見過ごされていると感じる時があります。しかし、現在、検討されている方へのメッセージでもありますが、品質分野の仕事では他では経験できない達成感を得ることができます。本稿では、当社のQuality EngineerであるNatalie Weberが自身の品質分野におけるキャリアを踏まえ、同分野におけるキャリアパスについて、ご紹介しています。


Q. 品質分野に関わるようになったきっかけについて、教えてください。

私の専攻は微生物学で、大学4年になる前の夏に研究室でインターンシップをしていました。学校では、研究や博士号に向けた準備、または、医学部や歯学部に入るための取り組みに重点が置かれていました。しかし、インターンシップを経験し、法規制や適切な文書作成、品質保証等に携わることで、自分の知らない世界があることに気づきました。この経験から、研究室から品質分野へと異動することにしました。生物学や化学のバックグラウンドからスタートし、最終的に品質分野に移行するというのはよくあることであり、私の知り合いの多くもそのような経歴を経ています。


Q. 品質分野のキャリアに必要となる特定の教育や資格はありますか?

大学によっては、品質保証や法規制に関するプログラムを提供しています。その多くは修士課程にて提供されていて、一部は業界に特化したものもあり、医療製品の品質に関する修士号を取得できるものもあります。このような選択肢がない大学の場合でも、集中講座を設け、より具体的な内容を学ぶことが可能となっており、例えば、レギュラトリーサイエンスに特化した臨床研究の管理に関する修士課程を提供しています。また、同分野に関する修了証明書を提供している大学もあります。

アメリカ品質協会(ASQ:American Society for Quality)のように、様々な認定資格を提供している団体もあります。日々の業務や知識として活用可能な様々な資料をASQは提供しており、ウェブセミナーやトレーニング、カリキュラムなどがありますので、興味のある方は、見てみてください。インターンシップや就職先の企業が既に会員になっている場合もありますし、その会員になる為のサポートをしてくれるケースもあります。資格の取得と実務経験は、自信の経験を他人に示す方法であり、このような知識を得ることは、品質分野において今後のキャリアを積む上で必要な基礎となります。


Q. 品質分野の主な業務内容について教えてください。

最初はポジティブな思考でスタートしても、1通のメールで全てが台無しになるようなことがあります。事前に知っておくべきですが、様々なことが発生しますので、迅速に対応することを心掛けましょう。また、計画的に行動することも重要で、監査や苦情への対応には一定の時間がかかる一方、何をいつまでに完了すべきかは事前に計画する必要があります。

通常の業務としては、データや様々なタスクの進捗、試験結果の確認などが主な作業となりますので、期日を把握した上で、様々な計画を立てる必要があります。また、査察や監査で指摘された内容に対する自社の見解として、対応内容を会社を代表して執筆することもあり、その内容は関係者に確認してもらう必要がありますので、別途、スケジュールを組む必要があります。


まとめ

品質分野を担当することは、特に注目されるといった内容ではないかもしれませんが、やりがいのある仕事です。品質には、監査や苦情、法規制対応など、様々な内容が含まれています。それらを含む業務の内容を理解したうえで、次回は、品質分野の担当者の1日について、ご紹介いたします。
 

著者のご紹介
Natalie Weber

ウェーバー州立大学にて微生物学の学士号を取得後、Edwards Lifesciences社やNelson Laboratories社等にて、機器やプロセスの検証、紙ベースのラボシステムの電子システムへの移行、新しいクリーンルームの認証、クリーンルームの環境モニタリングなどを経験しています。マスターコントロールでは、お客様からの監査対応やISO認証、CAPAや顧客クレームプロセス、ソフトウェアバリデーション、サプライヤ評価、文書管理、変更管理、内部監査を担当しています。また、ASQ認定の品質監査員であり微生物学者です。

 

Sara Beale
ユタ州ソルトレイクシティーにあるマスターコントロールのコンテンツマーケティングスペシャリストで、ホワイトペーパーやウェブサイト向けコンテンツを執筆しています。栄養補助食品を含む食品産業を専門とし、5年以上にわたり、ライフサイエンス及びヘルスケアに関する執筆を担当しています。弊社入社前は、ソルトレイクシティーの栄養補助食品会社に勤務し、それ以前はシカゴの第三者機関ヘルスケアアドミニストレーターに勤務していました。Brigham Young Universityで英語の学士号を、DeVry Universityで経営学の修士号を取得しています。

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