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食品や飲料業界で検討すべき新たなトレンド|ニュース&コラム|品質マネジメントシステム(QMS)管理ソフトウェアならマスターコントロール

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食品や飲料業界で検討すべき新たなトレンド

2021-08-03

新型コロナウイルスが発生して以来、この状況を取り巻く環境に対する注目が続いています。マスクやソーシャル・ディスタンス、テレワーク、そして、「Stay Safe and Stay Healthy(安全で、健康に)」というフレーズは、一夜にして、よく聞く言葉になりました。その一方で、世界的な健康危機の発生により、消費者はより健康的なライフスタイルを求めるようになり、それには、食の見直しも含まれています。その結果、そのような状況の変化が食品及び飲料業界にも大きな変化をもたらしています。


食品の消費に対する新たなトレンド

新型コロナウイルスをきっかけとして、より健康的で目的意識の高い食品への関心が高まってきています。一言で言えば、消費者は心身の健康を向上させる手段として食品に注目しており、新しい食生活のトレンドとして、次のようなことが生まれてきています。

  • グルテンフリー
  • 遺伝子組換え作物(GMO)含まない食品
  • 植物性タンパク質
  • リラクゼーションや睡眠を促進する食品
  • 免疫力を向上させる食品*¹



食品の品質と安全性の向上

食品の安全性は、世界中の消費者にとって常に重要な関心事です。FDA(米国食品医薬品局)も食品の品質管理を強化する為、長年に渡って様々な取り組みを推進してきており、2011年には、消耗品に対する安全性を確保する為、FSMA(米国食品安全強化法)を施行しました。FSMAは、食中毒の発生を未然に防止する点を重視しています。*²

また、消費者自身も食品の品質や安全性を確保する為、より積極的に行動するようになってきています。その為、消費者が食品表示を確認し、十分な情報を得た上で食品を選択し、健康的な食生活を推進することをサポートする情報をFDAも一般に公開しています。*³


透明性に対する消費者の期待

消費者は、より安全で高品質な製品を求めています。これは、その食品の履歴や品質に関する情報に常にアクセス可能な状態である、より高い透明性を求めているということです。

ある製品では、商品のラベルに記載されたQRコードをスマートフォンで読み取ることで、そのブランドの原産地からサステナビリティまで、様々な詳細情報を得ることが可能です。

「2021年には、サプライチェーン全体に対する透明性が非常に重要となり、現在からアフターコロナまで、本当に信頼及び信用できるブランドに対して消費者は購買意欲を形成するようになるでしょう。」*⁴

Innova Market Insights社
Director of Insights and Innovation
Lu Ann Williams氏

また、テクノロジーの発展も消費者に大きな力を与えています。ソーシャルメディアや商品・サービスに対する評価サイトを活用することで、食品の安全性や品質に関する意見を他のお客様と共有することができます。これは、企業のブランド力や認知度に永続的な影響を与える注視すべきポイントの一つです。


ビジネス要件としての電子化

製品の品質や安全性に対する消費者の期待に応える為、業界はテクノロジーにも目を向けています。その為、消費者の期待に応えながら業界における競争を勝ち抜く術として電子化も重要です。

例えば、電子化による品質向上を優先していない食品・飲料メーカーの場合、品質の問題は製造工程における変数に依存することが多く、紙運用はこのような数値化が十分に出来ず、結果として変数から導き出される根本原因の追求が困難になります。また、大きな問題の一部である偏差を見落としたり、新たな問題が発生しても、根本原因を特定するまでに大幅な時間がかかってしまうといった問題もあります。

また、対応すべき内容の把握を試行錯誤したり試験に頼っている場合、時間がかかるだけでなく、製品の出荷や市場におけるシェアを損なう危険性があります。このような方法の場合、高品質な製品の開発や市場競争力を維持する上で必須となるデータが収集できていないからです。

テクノロジーで電子化することで、サプライヤーや原材料なども含む全てのデータを取り込むことができます。基本情報から変動するデータ、構造化・非構造化されたデータを統合管理して1か所で運用することで、企業は問題をより詳細に把握することができます。これにより、迅速な意思決定と課題解決が可能となり、また、ある修正が他の領域に影響し、新たな問題を発生させるといった状態も回避することができます。

ビジネスの課題に対して、データに基づいた意思決定や判断が可能であり、プラットフォームとして統合されたモデルを採用することで、リアルタイムで品質に関する様々な情報を取得し、予測的分析を行うことが可能となります。また、共通のプラットフォームで様々なデータの連動・連携を実現することで、製品の品質やタイムリーな出荷を実現・向上させることにも繋がります。

食品や飲料業界の現状やトレンド、テクノロジーの最新動向は、Industry Brief「次世代の食品・飲料業界に対応する」をご覧ください。

参照

  1. In Tune With Immune: Innova Market Insights Spotlights Immunity Offerings for Beverages, Cereals, and Dairy,” Nutrition Insight, Dec. 10, 2020.
  2. Food Safety Modernization Act (FSMA),” U.S. Food and Drug Administration, Jan. 4, 2021.
  3. How to Understand and Use the Nutrition Facts Label,” U.S. Food and Drug Administration, Mar. 11, 2020.
  4. Transparency top Trend for 2021: Innova,” Dave Fusaro, Food Processing, Oct. 22,2020.
     

著者のご紹介
David Jensen

David Jensenは、Westminister CollegeにてProfessional Communication、Weber State UniversityにてCommunicationの学位を取得後、Medical Product OutsourcingやBio Utahなどの媒体における執筆者として、長年従事し、現在はマスターコントロールのContent Marketing Specialistとして、Webサイトやホワイトペーパー、ブログ等に掲載される記事の執筆を担当しています。

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