原材料の調達や業務委託、流通など、サプライヤー管理の対象は非常に広範囲であり、また、各業務に対する計画の策定から現状の把握、リスク管理など、関連業務も膨大となる為、効率性と確実性の双方を意識しながら進めていく必要があります。MasterControl Supplier Excellence(以下、MasterControl Sx)は、コンプライアンスの観点で求められる法令順守を意識しながら、サプライヤー管理の効率性と確実性の支援を目的とした様々な機能を提供するソリューションです。
新しい製品の開発や、仕様変更によるサプライヤーの変更など、製造プロセスには変更が発生し続けます。弊社でもそのような環境を理解しており、MasterControl Sxはサプライチェーン全体を対象として、包括的に管理が可能なソリューションとして設計されており、適切な機能を組み合わせてご活用いただくことで、サプライヤー管理の強化に繋げていただければと考えています。
サプライヤー管理における文書管理のポイントの一つが、サプライヤー自体のステータスとの連動です。マスターコントロールでは、全てのサプライヤーの文書やデータ、関連するワークフローの運用などを統合管理する仕組みを採用している為、アクセスする場所なども問わず、リアルタイムで必要となるデータにアクセスすることができます。
サプライヤー管理において、情報に対する可視性を高めることは、自社のサプライチェーンにおけるトレーサビリティーとアカウンタビリティーを確保する上で最初に対応すべき内容です。MasterControl Sxでは、サプライチェーンと品質管理・品質保証の連携を一番の目的に据えており、サプライヤーやパートナー、ディストリビューターなど、自社と関連している様々な取引先に対して、品質管理や品質保証の認識を共有することが可能です。
品質管理・品質保証とサプライチェーンを統合管理することは、製品の品質の更なる向上に繋げることが可能で、これは、自社の顧客満足度にも繋がります。MasterControl Sxでは、サプライチェーン全体に関わる品質管理や品質保証業務の効率化やリスク管理、GMP遵守などを支援しており、これらの要素を組み合わせることで、より高品質な製品やサービス提供に繋げることができます。
サプライヤー管理と品質マネジメントシステム
CAPA(是正措置や予防措置)や逸脱管理、サプライヤーに対する監査など、自社の品質マネジメントシステムに関連する様々な業務とサプライヤー管理を連携して管理することができます。
サプライヤー・ベンダー管理
AVL(Approved Vendor List)と呼ばれる承認済の取引先一覧やスコアカード(ベンダー別評価)、関連文書など、各取引先の情報の統合管理を実現することで、情報の可視性の強化やリスク低減等に繋げることができます。
サプライヤーに対する監査管理
サプライヤーに対して自社が実施する監査に関わる情報を管理することができます。これには、サプライヤーの基本情報に限らず、監査結果やステータス、品質管理、分析結果など、様々な情報が含まれます。これらの情報を統合管理することで、条件を満たすサプライヤーを探す必要があるケースなどで活用することも可能です。
文書管理
各サプライヤーに関連する品質管理や文書管理のプロセスの電子化及び自動化が可能です。社内の品質保証部門やサプライヤーと共同での文書作成も可能で、作成やレビューにかかるサイクルタイムの大幅な改善が期待できます。
マスターコントロールは、製品の品質に関わる様々な情報の運用や保存が可能なプラットフォームです。計画段階から開発、製造まで、製品のライフサイクルの各段階における文書や記録、プロセスなど、様々な用途にご活用いただけます。
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