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Quality Excellence
CAPAプロセスと手順
CAPA手順は、不適合が検出されたときの「アクションプラン」で、是正措置プロセスを導きます
マスターコントロールのCAPA手順 - 是正措置プロセスシステムは、どのような組織でもCAPAプロセスが自動化できるよう、業界の専門家によって設計されています。CAPAシステムは、品質・コンプライアンスプロセスの要であり、FDA(米国食品医薬品局)やグローバル規制当局の査察官、ISO監査担当者が重要視する規制要件です。CAPAシステムの自動化は、監査時間や指摘事項を削減し、製品リコールのリスクを低減します。また、製品の品質と安全性を向上させ、顧客満足度を高め、FDAとISOのコンプライアンスを確保します。
CAPA手順とプロセス
CAPA(是正措置/予防措置)は、「是正措置手順」と同義で使われます。CAPAは、品質問題を調査・是正して再発防止を図る全体的な取り組みであり、あらゆる品質システムの要です。FDAの査察官もISOの監査担当者も、極めて重要な規制要件と捉えています。是正措置手順が適切に実施されれば、製品の品質と安全性が向上し、顧客満足度が高まり、FDAとISOのコンプライアンスが確保されます。
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CAPAプロセスのステップ
CAPAプロセスは、仕様に収めるための手戻りや作り直しではありません。ミスを取り繕ったところで、それを引き起こした原因には対処できないうえ、再発防止にもつながりません。
CAPA手順は、紙ベースのシステムでも電子システムでも文書化できます。どちらのシステムでも、プロセスは基本的に同じです。
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- 指定されたドキュメントと見つかったドキュメントを照合する。機能仕様とその他の要件を実際の結果と照らし合わせます。
- 是正措置プロセス(またはCAPA対応)に割り当てられる時間を決める。
- 誰が問題を調査し、解決策を見つけ、是正措置の手順を実行するかを決める。
- 問題の根本原因を調査し、文書化する。
- 問題の再発防止計画を立てる。
- CAPAプロセスを関係者全員に、それぞれの適切なレベルで伝える。
- 問題が解決されており、CAPA手順が有効であったことを定期的に確認する。